チャットGPTで攻略する読書感想文
◆やってきました読書感想文
夏休みですね。そして、やってきました読書感想文。書く本人もその親も、大変悩みますよね。本を読んだ感想なんて、人それぞれ。そもそも感想文を書こうと思って、本を読むと読み気が起こらない。筆者自身の子どものころ、嫌な宿題の筆頭でした。保護者からしても、読んだことのない本についてはアドバイスもしにくいですし、そもそも手伝っていいのかという思いもわいてきます。
そんなとき、チャットGPTは親子の間に立つ「相談相手」のような存在になります。親も子も一緒に画面を見ながら、どうやって考えたらいいかを探るサポート役になってくれます。これまで助けたいけれど「どうサポートしたらいいかわからない」と感じていた保護者の気持ちに寄り添いながら、子どもが自分で考える力を伸ばせるよう支えてあげることが大切です。
◆チャットGPTは丸写しではなく、アドバイスをもらおう
「チャットGPTに丸ごと感想文を書いてもらおう」と考える人もいますが、これはおすすめしません。AIが書いた文章は、どこか「AIっぽさ」があり、不自然に感じることも少なくありません。特に学校の先生は多くの文章を読んできていますから、「AIっぽさ」にすぐに気づきます。また、完璧な文章に見えても、本当に自分が感じたことや考えとは違う場合がほとんどです。そもそも、丸写ししては子どもの成長にはつながりません。
それに、チャットGPTにはいくつかの弱点があります。例えば、AIは人間のように本を「理解」しているわけではなく、膨大な文章データのパターンから言葉を組み立てています。そのため、細かいニュアンスや作者の意図を正確に捉えきれず、誤解を含んだ説明や解釈をすることがあります。また、デジタル空間に存在する情報をもとに組み立てますので、最新の情報やマイナーな書籍については情報が不足しているため、誤った内容(AIが勝手に創作した内容)を出してしまうこともあります。
さらに、AIは与えられた質問や指示に忠実に応えようとするため、質問があいまいだったり誤った前提が含まれたりしていると、意図しない回答をだすこともあります。
だからこそ、チャットGPTはあくまで「考え方のヒントをくれる道具」として使い、子どもが自分の気持ちや考えを自分の言葉で表現する力を育てるためのサポート役にとどめることが大切です。親子で一緒に話し合いながら使うことで、AIの弱点を補いながら、子どもの成長を助けることができます。
◆こんな使い方がおすすめ!プロンプト例紹介
チャットGPTを使うときは、どんな質問や指示を出すかがポイントです。「○○について教えて」などの質問の仕方をプロンプト(Prompt)といいます。ここでは、親子で試せる具体的なプロンプトの例を6つご紹介します!(小学生を例としていますが、中学生の場合は中学生としてみてください。小学3年生のように細かく学年を指定してもOKです)
- 読書感想文の構成を考える
「小学生が読書感想文を書くときの基本的な構成を教えてください」
→ 文章の流れがわかり、全体像をつかみやすくなります
- 書き出しを考える
「『〇〇』という本について、感想文の書き出しの例を教えてください」
→ 自然な始め方のヒントがもらえます。
- 感想を膨らませる
「この本を読んで思ったことを詳しく書くための質問やヒントを教えてください」
→ 「なぜそう思った?」など感想を深める視点が増えます。
- 学んだことを書く
「この本から学んだことを自分の生活にどう生かせるかを書くためのヒントをください」
→ 感想に自分らしさが加わります。
- まとめを考える
「感想文の最後に書くまとめ方や締めくくりの例を教えてください」
→ 読み手に伝わりやすい締め方がわかります。
- 最終チェックをする
「書いた感想文の誤字脱字や文のつながりをチェックしてください」
(子どもの文章を貼り付ける)
→ 仕上げに安心して使えます。
◆チャットGPTが誤作動しやすいNGプロンプト例
チャットGPTは便利ですが、あいまいな質問や誤解を招く指示では、ずれた回答がかえってくることがあります。以下の例は避けましょう。
- 「〇〇ってどんな話?」
→ マイナーな本だと誤ったあらすじが返ることがあります。 - 「感想文を書いて」
→ 読んでいないのに書くと内容がズレます。 - 「感想文を800字で書いて」
→ そもそも丸ごと書かせると自分で考える力が育ちません。 - 「〇〇について自由に書いて」
→ 指示が曖昧だと的外れな回答になりやすいです。
◆親子で一緒に、“考える力”を育てる時間に
読書感想文には、決まった「正解」はありません。大切なのは、子どもが本を読んで感じたことを自分の言葉で伝えることです。だからこそ、感想文を書く時間は、自分と向き合い、気持ちを探る大切な機会になります。
チャットGPTは、親子で一緒に考えるきっかけを作ってくれます。AIに質問しながら、「どうしてそう思ったの?」と問いを立てることで、自然に考える力が育ちます。AIの活用は決して「ズル」ではなく、対話を深めるためのツールです。
そして何より、「一緒に考える時間」を積み重ねることが、子どもの自信や表現力につながります。焦らず、気楽に親子で対話を楽しみながら進めてみてくださいね。
読書感想文は、子ども自身の「考える力」と「表現する力」を育てる絶好のチャンスです。チャットGPTを上手に活用して、親子で楽しく一歩ずつ進んでいきましょう。
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2025年8月8日
