京都生涯学習研究所

教室通信

何を買ったいい?問題集選びの悩みを解決!

◆はじめに
勉強を始めるときに、まず悩むのが「どの問題集を選ぶか」ですよね。書店やネットには数えきれないほどの問題集が並び、どれが自分に合っているのか迷ってしまう…そんな声をよく耳にします。
でも実は、問題集選びは「正解の一冊」を探すよりも、「自分が使いやすい一冊」を見つけることが大切です。ポイントさえ押さえれば、どの問題集でもしっかり力をつけることができます。
このコラムでは、問題集選びの基本と、やってしまいがちなNGパターン、そして効果的な使い方のヒントをわかりやすくご紹介します。

 

◆問題集選びは迷わなくてよい!?
「どの問題集を選んだらいいのか…」と悩む声はよく聞きます。ですが、実は大きく内容やレベルが離れていなければ、基本的にどの問題集でも大きな差はありません。
大切なのは、自分自身が使いやすいかどうかです。たとえば、実際に書店に足を運んで、構成やデザイン、文章の書き方などを比べてみると、自分にしっくりくるものが見つかります。特に解説が丁寧で、自分にとってわかりやすい問題集を選ぶと、学習のスピードも定着度もグッと上がります。

 

◆問題集選びのNGポイント
どんなに良い問題集でも、選び方や使い方を間違えると効果が半減します。特に気をつけたいのは次の3点です。

 

  • 多くの問題集に手を出しすぎること
    あれこれ同時に進めても、中途半端になり力がつきません。原則「1教科に1冊」が鉄則です。
  • 同じ問題集を1回しか解かないこと
    問題は「解き慣れてからが本番」です。同じ問題集を2〜3回繰り返すことで、解法が体に染みつきます。そのあとで次の問題集や過去問に進むと、実力がしっかり積み重なります。
  • 問題数があまりにも少ないこと
    解説ばかりで問題が少ないと、演習量が足りず力が定着しにくくなります。解説と演習のバランスが取れているかチェックしましょう。

 

◆まとめ
問題集選びに「完璧な一冊」はありません。大切なのは、選んだ問題集をどう使い切るかです。自分に合う一冊を見つけて繰り返し取り組むことが、成績アップへの最短ルートです。焦らず、手元の一冊を味方につけて勉強を進めていきましょう。

 

◆教育相談のご案内
もし「自分に合う勉強法がわからない」「お子さまにどんな教材がいいのか迷っている」といったお悩みがありましたら、京都生涯学習教室では個別の教育相談も承っています。学校生活や進路選び、学び直しなど、現役教員ならではの視点で一緒に考え、最適な方法をご提案します。
ちょっとしたご質問やご相談でも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

2025年9月25日

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